音楽映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観て、あんまりよくわからなかったという人向けに
どんな映画だったのか
そもそも伝説のバンド<クイーン>って?
映画はどこまで真実に忠実に描かれていたのか?
を中心に、ネタバレありで解説していきたいと思います。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』について
映画『ボヘミアン・ラプソディ』は、イギリスの伝説的ロックバンド<クイーン>のリードボーカルである、フレディ・マーキュリーの伝記映画です。
また、『ボヘミアン・ラプソディ』は全世界の興行収入が9億ドル以上と、世界的な大ヒットを記録し、日本の社会現象にもなった注目の映画です。
クーインについて
<クイーン>は、イギリスのロックバンドです。
1971年にデビューし、
デビュー当時は派手で、アート色を出したロックバンドとみなされていましたが、
オペラ要素を導入したり、多重録音で複雑な音作りをしていたため、ジャンル分けが難しいバンドといわれています。
”We Wil Rock You”
”We Are The Champions”
と一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
曲:ボヘミアン・ラプソディとは?
ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)とは、
4枚目のアルバム『オペラ座の夜』に収められた代表作です。
当時(1975年)としては異例で、5分55秒という長さで、アカペラ・バラード・オペラ・ハードロックという複雑な構成で成り立っていました。
当時はラジオが音楽を広めるための手段であり、ラジオでの放送ができないことがあって、
ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)は、
世界初のプロモーションビデオ(PV)の制作がされた曲と言われています。
どこまで真実?
結論から言うと、虚構はかなり混じっています。
脚本家と監督は、クイーンの名曲の歌詞の研究を徹底してうえで、かなりの虚構を混ぜながらリードボーカルであるフレディ・マーキュリーの半生の物語を描いています。
事実と異なる設定が多く盛り込まれていることから、
英語圏の映画批評集積サイトの評価によると、批評家支持率が60%低評価になっています。
しかし、事実よりもメッセージの込められた伝説が観客の心に響き、観客からの支持率はかなり高くなっています。
この映画の見方(二度目)
この映画は、
ジュークボックス・ミュージカルという手法で作られていると思われます。
ジュークボックス・ミュージカルとは、既成曲に合わせて物語を構築するミュージカルのこと。
つまり、
映画のシーンで挿入されるクイーンの音楽は、それぞれのシーンにあった曲が使われているので、
クイーンの名曲の歌詞の意味が分かっていると、物語の深みが出てくるようになっているのです!
一度観て、あまりわからなかった方は、
クイーンの歌詞の意味を調べてから映画をもう一度見ることをお勧めします!